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2007年02月 アーカイブ

2007年02月02日

歳暮の送り状

お歳暮は、日ごろお世話になっている方へ感謝のきもちを贈る季節のご挨拶。 ですから、仲人や子供のおけいこ事の先生などにはかかせないものです。 本来は、ご挨拶かたがた持参すべきものなのですが、それをデパートなどから 送るのなら、挨拶状を同封するなり、別便で挨拶状を郵送するのがマナーです。 夫の上司へ 季節の挨拶から初めて!! 女性の手紙では「拝啓」「謹啓」といった頭語をは省いて、時候の挨拶から 始めたほうが、読み手にやわらかい印象を与えます。 安否の挨拶は相手が先!! 時候の挨拶に続くのが、安否の挨拶です。必ず相手の安否をたずねてから、 自分側の安否を添えるのが決まりです。 お世話になっているお礼を!! 日ごろお世話になっている感謝の言葉を添えます。あまり長々書くと、かえって 相手の負担になるので、サラリと書きましょう。 贈り物をするときの慣用句!! 「粗末な品だから、笑ってお納め下さい」という意味で、改まった言い方です。 「お納め下さい」や食べ物を贈るときは「ご笑味ください」「お召し上がりください」 でもOKです。 夫人への心遣いも忘れずに!! 家族ぐるみのおつきあいがなくても、夫が少しでも面識がある場合、 「奥様にもよろしく」の書き添えておきます。 最後に相手の健康を祈る!! 用件を書き終えたら、最後に心配りとして、相手の健康や幸せを祈る言葉を入れます。

2007年02月03日

目上の方へのハガキは横書き?縦書き?

【縦書きがやはり無難】  最近の若い人たちは、封書でもハガキでも横書きにするのが習慣になっている人が大半です。親しい友人などに出す場合はそれでもよいのですが、目上の方へは、やはり縦書きで出したほうが無難でしょう。  横書きにしてはいけないというルールはありませんが、どうしても友達同士のようなカジュアルな感じになってしまいます。だから、失礼な印象を与えないようにと思うなら、縦書きにしておくべきです。行数は15行以内くらいにまとめ、読みやすく書くよう心がけましょう。小さな文字でビッシリと書かれたハガキは読みにくく、また文字の大きすぎるハガキも幼稚な感じになってしまいます。  ハガキの表書きの、相手の住所やあて名、自分の住所、氏名も、目上の方に出す場合は、裏の通信文と統一して縦書きにします。

2007年02月04日

パターンがわかればもう怖くない

目上の方に出す場合や改まった内容の手紙を書くのは、誰でも気が重いもの。でも、先のばしにしていると、ますます書きにくくなってしまいます。封書とハガキの使い分け、表書きや文章を書くうえでのマナーなど基本的なパターンさえ知っておけば、何も恐れることはありません。自分に合わない、かた苦しい手紙を書こうと頭を悩ませてなしのつぶてになるよりも、ヘタでも心のこもった手紙を出すことが何よりも大切。もらったほうもきっと喜んでくれるはずです。

≪手紙は『拝啓』で始まるのが礼儀とされたのは昔の考え方。仕事上や公的な手紙には今でも昔ながらの手紙のスタイルが用いられますが、現代の女性の私信には不似合い。新しい手紙の常識を、まずはチェックしておきましょう≫

≪ハガキは本来、封書に出す手紙に比べ略式ですが、なんといっても手軽に書けるのが長所。いくつかのポイントさえ守れば、いまは目上の人へのお礼状などもハガキで失礼にあたることはありません≫

≪ひとくちに封書、ハガキといっても、封書にもさまざなタイプがあり、ハガキにもいろいろな形式のものがあります。正式な手紙から親しい間柄のカジュアルレターまで、用途に合わせて使い分けましょう≫

≪書き方のスタイルや目的に合う便せん、封筒を選ぶほかにも、手紙を出すときには最低限心得ておきたいことがあります。うっかり知らずにいたために“常識のない人”と思われないように、手紙のタブーとマナーを覚えておきましょう≫

≪手紙を受け取って、まず目にするのが封筒の表書きと裏書き。これらは、いわば“手紙の顔”なのです。心を込めて書いた手紙の第一印象を損なわないように、こんなところにこそ、ぜひ心を配りたいものです≫

≪ハガキを受け取って、まず見るのが表書き。いくら略式の便りとはいっても、あて名に誤字があったり、文字の配列が乱れていたりしては、受け取った側もガッカリ。たった1枚のハガキだからこそ、表書きもあなどれないのです。≫

≪字がきれいで、手紙の文章も上手な人でも、意外に知らないのが“字配り”のマナー。特に目上の方にあてた手紙では、この字くばりのマナーを心得ているか、いないかで、印象にぐんと差が出ます≫

≪会話と違って、あとあとまで残ってしまう手紙の文章。うっかり言葉遣いを間違ってしまうと、もう言い直しはできません。だからこそ、手紙では尊敬語、謙譲語、ていねい語の使い方のチェックがとても大事なのです≫

ハガキと封書はどう使い分ければいいの?

【封書が正式、ハガキは略式】  昔は正式な手紙は封書、ハガキは略式とされ、目上の方にハガキを出すのは失礼と考えられていました。でも、日常の連絡やちょっとしたお礼なら電話やファックスですんでします今えはそうこだわる必要はありません。  特に贈答品を送ったことを相手に伝える“送り状”などは、ハガキにサラリと書いた方があいてにも負担をかけません。「本日、○○を贈らせていただきました」ということを封書でたいそうに伝えては、かえって相手が気を遣ってしまいます。  お中元やお歳暮などあいさつ代わりの贈り物を受け取ったときのお礼状もハガキで十分でしょう。形式よりも早くお礼を伝えることが肝心なのです。  ただし、わび状や、ひとかたならぬお世話を受けた人へのお礼状などは、やはり封書にしましょう。こういった内容の場合はハガキで出すと、軽率な印象を与えてしまうものです。

便箋やハガキは好みのものでよい?

【使い分けるのがマナー】
 便せんや封筒にはカラフルなものや絵入りのものがたくさん出回っていますし、ハガキにしても一般的な官製ハガキから色もの、絵ハガキと多彩。家族の写真入のオリジナルハガキを作る人も増えています。しかし、これらを自分の好みやセンスだけで選んで使うと、相手や便りの内容によっては失礼にあたることもあるので要注意です。さまざまな便せん、封筒、ハガキの使い分けのマナーを知っておきましょう。

目上の方に出す正式な手紙は便せんも封筒も白が決まり!!
 目上の方に出すかしこまった手紙や、おわび、お悔やみも手紙などは、白の縦書きの便せんに、白の定形の封筒を使うのが正式とされています。
 淡いクリーム色などの便せんと封筒なども、フォーマルな手紙に使用されることがありますが、もし迷った場合はとりあえず純白のものを選んでおけば間違いありません。

カラフルな便せん、封筒や模様入りのものは親しい人あてに!!
 友達同士の私信なら、色つきや模様の入った便せんと封筒でセンスよく出すのも楽しいもの。受け取った相手も味気ない白い便せんや封筒より喜んでくれるでしょう。目上の方でも親しい間柄なら、よほどくだけた色柄でない限り白にこだわることはありません。

写真などを同封するときに便利なひと言ですむ一筆せん!!
 一筆せんは、時候のあいさつや安否のあいさつなどをいっさい省いていきなり用件に入ることができ、しかも、ハガキのように本人以外の人の目に触れることもありません。写真を送るときにひと言添えたりするのにも重宝です。その場合は1枚で書き終えてOK。でも、一筆せんのメッセージを送る場合は2,3枚に。4枚以上になるようなら便せんにします。

多目的に使える無地の官製ハガキ。書くときは文字の配置に注意!!
 無地の官製ハガキは、あいさつ状やお礼状など目下、目上の人を問わずに出せるオールマイティなハガキです。ただ、目安になるものがないので、全体にバランスよく文字を配置するのが以外に難しいのが難点。余白が多すぎたり、逆に手紙の最後が書ききれず急に字が小さくなったりしないように、あらかじめ文字の配置を考えて。

お中元、お歳暮などのお礼状に最適な絵入り官製ハガキ!!
 官製ハガキでも季節の花や景色などの絵が描かれたものは、ちょっとしたお礼状などに便利です。
 絵の余白に文字を配置すれば、書く内容が少なくてもバランスよくおさまります。全体に散らし書きをしても格好がとれるので気を遣わずに書けます。上品な絵柄のハガキなら目上の方にも喜んで受け取ってもらえるはずです。

写真やイラストなどが印刷されたポストカードは相手の趣味を考えて!!
 ステキな写真やイラストが片面に印刷された市販のポストカードは、あくまでも趣味のハガキ。夫の上司に代筆で出すような場合はふさわしくありません。また、犬嫌いな人に犬の写真のポストカードを送ったりしないよう、親しい間柄でも相手の好みを考えて選ぶことが大切です。

観光地の絵ハガキや家族の写真入りハガキはTPOを考えて利用!!
 観光地の絵ハガキは、旅行先からの便りか、「先日○○へ行ってきました」という内容を含む便りに使うもの。以前旅先で買った絵ハガキが残っていたからと時期はずれに使うのは失礼です。
 家族の写真や名前の入ったハガキは、家族ぐるみでおつきあいのある相手だけにしましょう。面識のない夫の仕事関係者などには使わないほうがいいでしょう。


 

レポート用紙や原稿用紙を使うのは失礼ですか?

【間に合わせととられます】

2007年02月05日

目上の方には略式のハガキでも封書に準じたスタイルで書く

 ハガキには、封書ほどの形式や約束事はあまりありませんが、人の目に触れるものでもあり、目上の方に出す場合は封書に準じたスタイルでかきましょう。
 前文で時候のあいさつ、安否のあいさつを述べて主文に入り、用件を伝えます。末文では「○○様にもくれぐれもよろしく」といった伝言のあいさつや、相手の健康などを祈るあいさつを述べて、「お礼まで」「さようなら」などの言葉を添え、日付を記します。これが基本的なマナーにかなった書き方です。封書と同様に、ハガキも頭語は省略してもいいでしょう。
 ただ、相手にとっても自分にとっても、ほかの人の目にふれてほしくない手紙や、ごく正式な手紙の場合は初めから封書にすべきです。

@時候のあいさつ
ハガキも封書と同様に、『拝啓』『謹啓』といった頭語は省いてもかまいません。とはいえ、いくら略式のハガキでもいきなり用件に入るのは味気ないので、最初に簡単な時候のあいさつを書きます。

A安否のあいさつ
封書の場合と同じように、相手の名前が安否のあいさつのあたまにくるときは、改行して書きます。

B本文
用件に入るときは、改行して一字下げて書き始めます。

C伝言のあいさつ
相手に伝言を依頼するあいさつを入れる場合は、末文に添えるのが一般的です。入れるときは改行し、一字下げて書き出します。

D結びのあいさつ
最後に相手の健康や幸せを祈る言葉を添えてしめくくります。伝言のあいさつと結びのあいさつは、順序が逆になってもかまいません。

E結語
女性の結語『かしこ』は「謹み、敬う」の意味で略式のハガキには不釣合いとも言われてきましたが、内容が丁寧なものであれば用いてもよいでしょう。しかし、「お礼まで」「さようなら」といった言葉でも十分でしょう。

F日付
本文の最後に改行して、ハガキを書いた月日を入れます。もしもスペースがない場合は、ハガキの表の切手の下に小さく書き添えてもよいでしょう。

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