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ハガキ文のスタイルをマスター アーカイブ

2007年02月03日

目上の方へのハガキは横書き?縦書き?

【縦書きがやはり無難】  最近の若い人たちは、封書でもハガキでも横書きにするのが習慣になっている人が大半です。親しい友人などに出す場合はそれでもよいのですが、目上の方へは、やはり縦書きで出したほうが無難でしょう。  横書きにしてはいけないというルールはありませんが、どうしても友達同士のようなカジュアルな感じになってしまいます。だから、失礼な印象を与えないようにと思うなら、縦書きにしておくべきです。行数は15行以内くらいにまとめ、読みやすく書くよう心がけましょう。小さな文字でビッシリと書かれたハガキは読みにくく、また文字の大きすぎるハガキも幼稚な感じになってしまいます。  ハガキの表書きの、相手の住所やあて名、自分の住所、氏名も、目上の方に出す場合は、裏の通信文と統一して縦書きにします。

2007年02月04日

ハガキと封書はどう使い分ければいいの?

【封書が正式、ハガキは略式】  昔は正式な手紙は封書、ハガキは略式とされ、目上の方にハガキを出すのは失礼と考えられていました。でも、日常の連絡やちょっとしたお礼なら電話やファックスですんでします今えはそうこだわる必要はありません。  特に贈答品を送ったことを相手に伝える“送り状”などは、ハガキにサラリと書いた方があいてにも負担をかけません。「本日、○○を贈らせていただきました」ということを封書でたいそうに伝えては、かえって相手が気を遣ってしまいます。  お中元やお歳暮などあいさつ代わりの贈り物を受け取ったときのお礼状もハガキで十分でしょう。形式よりも早くお礼を伝えることが肝心なのです。  ただし、わび状や、ひとかたならぬお世話を受けた人へのお礼状などは、やはり封書にしましょう。こういった内容の場合はハガキで出すと、軽率な印象を与えてしまうものです。

2007年02月05日

目上の方には略式のハガキでも封書に準じたスタイルで書く

 ハガキには、封書ほどの形式や約束事はあまりありませんが、人の目に触れるものでもあり、目上の方に出す場合は封書に準じたスタイルでかきましょう。
 前文で時候のあいさつ、安否のあいさつを述べて主文に入り、用件を伝えます。末文では「○○様にもくれぐれもよろしく」といった伝言のあいさつや、相手の健康などを祈るあいさつを述べて、「お礼まで」「さようなら」などの言葉を添え、日付を記します。これが基本的なマナーにかなった書き方です。封書と同様に、ハガキも頭語は省略してもいいでしょう。
 ただ、相手にとっても自分にとっても、ほかの人の目にふれてほしくない手紙や、ごく正式な手紙の場合は初めから封書にすべきです。

@時候のあいさつ
ハガキも封書と同様に、『拝啓』『謹啓』といった頭語は省いてもかまいません。とはいえ、いくら略式のハガキでもいきなり用件に入るのは味気ないので、最初に簡単な時候のあいさつを書きます。

A安否のあいさつ
封書の場合と同じように、相手の名前が安否のあいさつのあたまにくるときは、改行して書きます。

B本文
用件に入るときは、改行して一字下げて書き始めます。

C伝言のあいさつ
相手に伝言を依頼するあいさつを入れる場合は、末文に添えるのが一般的です。入れるときは改行し、一字下げて書き出します。

D結びのあいさつ
最後に相手の健康や幸せを祈る言葉を添えてしめくくります。伝言のあいさつと結びのあいさつは、順序が逆になってもかまいません。

E結語
女性の結語『かしこ』は「謹み、敬う」の意味で略式のハガキには不釣合いとも言われてきましたが、内容が丁寧なものであれば用いてもよいでしょう。しかし、「お礼まで」「さようなら」といった言葉でも十分でしょう。

F日付
本文の最後に改行して、ハガキを書いた月日を入れます。もしもスペースがない場合は、ハガキの表の切手の下に小さく書き添えてもよいでしょう。

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