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形式的な手紙に頭語や結語はなぜ必要?

【漢文が教養だった時代の名残】  今でも公的なあいさつ状や仕事関係の手紙など、形式が重んじられる場合には、頭語や結語をきちんと用いて書くのがマナーとされています。頭語や結語などの漢字の熟語を手紙の最初と最後のあいさつとして用いるのは、昔漢文を心得ていることが教養人の証であり、ステイタスだったころの名残なのです。  ところが、現在では漢字離れが進み、『拝啓』や『敬具』などの頭語や結語を置くのは決まりだからと、自分で書いていても、実はその意味を知らない人も少なくありません。  『拝啓』は“へりくだって申し上げます”、『敬具』は、“以上、敬って申し上げました”の意。言葉の意味を知っていれば、「拝啓、ハーイ、お元気?今私はね・・・・」などという手紙は変なことがわかるはずです。いざというときのために頭語や結語の意味と、それぞれの対応のルールを覚えておきましょう。

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2007年05月01日 02:17に投稿されたエントリーのページです。

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