【相手の体をいたわる言葉】
手紙も末文の最後には「くれぐれもお体をおいといくださいますように」「寒さの折からお体をお大事に」「時節がら、ご自愛くださいますよう」なそといった相手の健康を祈る一文を添えるのが一般的な書き方です。「お体ご自愛ください」と書く方がいますが、これは誤りです。自愛=自分で自分の体を大切にすることなので、「ご自愛くださいますよう」が正解です。
また、「御一家のご多幸をお祈り申し上げます」「ますますのご活躍とご発展をお祈りいたします」など、相手の繁栄を祈るあいさつで手紙を結ぶ場合もあります。
ほかに「ご主人様にもくれぐれもよろしくお伝えくださいますようお願い申し上げます」といった伝言のあいさつや、結語の代わりにもなる「まずはお礼まで」「とり急ぎご連絡まで」といった要旨のまとめもあります。結びのあいさつで手紙の内容をしめくくったら結語の『かしこ』や『さようなら』を書き、後付に移ります。