« 相手を敬い、相手が読みやすい、書くためのテクニックが字くばりです | メイン | 言葉を尊敬語に変えるには? »

手紙に使われる謙譲語とは?

【「言う」「行く」「いる」などでしょう】
 手紙にもっともよく使われるのは、「言う」の謙譲語である「申し上げる」ではないでしょうか。「行く」の謙譲語は「うかがう」、「来る」の謙譲語は「まいる」。「いる」の謙譲語も「おる」も「○○いたしております」といった使い方で利用されます。また、「見る」は「拝見する」「聞く」は「うけたまわる」「うかがう」、「食べる」は「いただく」が謙譲語です。
 ほかに「お書きする」「ご連絡いたす」「ご返事申し上げる」などのように「お」や「ご」を頭につけ、後ろに「する」「いたす」「申し上げる」などの言葉をつけると謙譲語になるものもあります。

【宛名に敬称の『殿』を使うと『様』よりも敬意が軽くなります】
 宛名や手紙の文中で相手の名前の下につける『様』は、目上、目下に関係なくすべての人につけられる敬称です。公用文などに用いられる『殿』は、古めかしい言い方で、改まった感じがするかもしれませんが、現在の私信にはほとんど使用されず、使ってよいのは親から子供に出す手紙くらいです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://plug79.sakura.ne.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/39

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年08月15日 15:05に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「相手を敬い、相手が読みやすい、書くためのテクニックが字くばりです」です。

次の投稿は「言葉を尊敬語に変えるには?」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type