【それぞれにつけるのが礼儀です】
夫婦両方にあてて手紙を出す場合、2人の名前に『様』ひとつというのはとても失礼です。
夫の姓名と敬称を中央に書き、その左に妻の名と敬称を書きます。敬称の位置はそろえます。妻は名字を省いて名前だけにするのが一般的です。奥さんの名前がわからないときや、名前を知っていてもあまり面識がない場合には、あえて『奥様』としてぼかした書き方にするほうが奥ゆかしいといえます。また、ご主人とその家族全員にあてる場合は、ご主人のフルネームの横に『御一同様』か『御家族様』としてもいいでしょう。
子供の学校の先生や塾の先生、自分の恩師、医者などには『先生』の敬称もよく使われます。その場合には、『○○先生』でよく、『○○先生様』とするのは間違いです。
会社や組合などの団体につける敬称は『御中』。少し、左によけてやや小さめに書くのが一般的です。“○○係”という場合も、“係”というのは敬称ではないので、『御中』を書き入れます。
ただし、団体のなかの1個人にあてる場合は『○○社御中△△様』とする必要はなく、『○○社△△様』でOKです。